みなさん、こんにちは!
先日はオーストラリアで簡単に始めることのできるミミズコンポストについてお話させていただきました。
本日はミミズはミミズでもコンポストに適してるミミズってどんなミミズなの?につていお話したいと思います。
コンポストに適しているミミズはシマミミズ
オーストラリアではミミズを一括りにWormsとよびますが、その中でも土壌に存在するミミズ、Earth Wormsをコンポストに使う場合はRegular Earth Worms 、またはRed Wormsなどと分けて使います。
Regular Earth Worms はよく畑や土を掘ったりするときに出てくる陸生のフトミミズのことを差して言う場合が多いです。
コンポストに適しているミミズは一般的なフトミミズ科ではなくて、それよりも小さくてシマ模様のある赤色をしたミミズでRed Wormsとよび、日本でいうシマミミズにあたります。
シマミミズはフトミミズ科があまり食べない生ゴミや腐敗している有機物を好んで食べます。
また通常の土壌よりも堆肥環境を好むため、堆肥箱に大きなファームを作れば維持が非常に簡単です。
シマミミズは石灰線という器官を持っていて、そこから炭酸カルシウムを分泌しアルカリ性に傾きすぎた土壌のPH状態を整えてくれるのも特徴です。
野菜の廃棄物や枯葉などの有機物を食べる虫は、普通の土壌を食べる虫よりも豊かな土壌環境を生み出してくれます。
シマミミズは食べた有機物を消化する際、必須元素であるリン酸やカリウムを植物が吸収しやすい状態に変え体内の中で再びカルシウムを結晶化してビタミン類も合成するのだそうです。
そのため、シマミミズの排泄物には植物の成長に必要な栄養素が多く含まれています。
ミミズの体内で消化されなかった微生物はそのまま排泄され更にコンポストの分解を助けていきます。
また、ミミズコンポストは窒素、リン酸、カリウムなどの必須植物栄養素が豊富なうえ、アミノ酸や酵素なども含まれていると考えられ、植物の成長に必要な肥料価値の高い優秀なコンポストだと言えるでしょう。
繁殖力も旺盛で、寿命も長いシマミミズはどこで見つけることができるの?
シマミミズは繁殖力も旺盛で寿命も約2年ほどと言われフトミミズ科の1年より長生きです。
私はコンポスティングの為にシマミミズの存在が必要になったため、家の近くにあるBunnings Warehouseというホームセンターで購入しました。
コンポストを始める際に必要なミミズは約500~1000匹、その他、容器、そしてコンポストの状態を整えるミネラルを購入しました。下の写真は土と一緒にシマミミズが500匹ほど入っていた箱です。
Worm Affairという名がまた面白い。
日本でも購入することができるので興味のある方は「ミミズコンポスト」などで検索してみてくださいね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
>>>実際にミミズコンポストを購入して作った様子を書いた記事はコチラ→生ごみを簡単に堆肥化!オーストラリアで始めるミミズコンポスト