オーストラリアのビクトリア州、非常事態宣言6か月間の延長決定!
オーストラリアのビクトリア州、9月2日(水)立法評議会で討論の末、9月13日から更に6か月間の非常事態を延長する法案を可決しました。
ビクトリア州の首相、ダニエルアンドリュース氏は元々12か月間の延長を提案していましたが、反対派の意見も多く、その後ダニエル首相は6か月間に短縮した提案をしていました。
非常事態宣言が6か月間延長されたとしても、月に1回の公衆衛生によるアドバイスなど議会に提出し、その都度状況判断をしていかなければなりません。
また、ビクトリア州の警察が同様な権限を持ち、私有地への立ち入ったり、住民の行動制限やデモ等の集会禁止、州境制限措置などが行われる災害事態宣言は、今後の議会による合意がなければパンデミック制限を実施する力を失います。
ビクトリアでのロックダウン制限を緩和するためのロードマップが発表される予定
このロードマップとはどの地域がどの程度の規制を緩和されるかという設置計画の図(プラン)です。
コミュニティグループやビジネス統計、労働組合との広範囲にわたる話し合いのほか、衛生管理による専門家による徹底的なモデリングの上で最終決定されます。
アンドリュー首相は、社会的距離、自宅での作業、職場でのフェイスマスクの着用、衛生管理を整えた職場の必要性、体調がすぐれない場合の自主隔離などを含んだ重要な原則が規制緩和のロードマップを支えていると述べました。
ロックダウン ステージ4による制限措置
非常事態宣言の延長によって現在制限させているロックダウンステージ4は、今後変更されていくと思いすが、現在の段階では以下の制限がされています。
Metropolitan Melbourne(メルボルン メトロポリタン) Mitchell Shire(ミッシェルシャイアー)地区
1、食品や物資などの買い物、エクササイズ、介護、自宅で不可能な勤務や学校以外の外出禁止
2、レストラン、カフェはテイクアウトかデリバリーのみ
3、図書館やコミュティー施設、ジム、美容サロン、娯楽施設の営業停止
4、結婚式は最大5人まで、葬儀は最大10人まで、教会での集まり最大5人まで
5、家族や友人との集まり、訪問禁止
6、外出時のマスク着用(違反行為罰金$200)
7、午後8~午前5時の間外出禁止
8、エクササイズは1時間以内で家から5km圏内、2人まで(子供は例外)
9、買い物の外出は家庭から各1人
おわりに
オーストラリアの中でもビクトリア州だけが第2波の影響を受けました。
ビクトリア州では去年から始まった山火事により年末年始は沢山の場所で被害が発生し、家で待機をしたり夏のバカンスもほぼない状態で住民は過ごしていました。
山火事が2月に落ち着き、少しづつ日常がもとどりつつあった頃に新型コロナウイルスの感染が広がりを見せ、3月にはロックダウンとなってしまいました。
その為、ここにきてビジネスや住民の不安やストレスはここにきて更に大きいものになり限界を感じている人々が声をあげているのも確かです。
今週末にはロックダウンに反対人々のデモが予定されておりアンドリュー首相は、一部の人々の行動が、ビクトリア州の最前線で仕事を成し遂げている人達、そしてその人達の仕事も奪っていることを公正だとは思わない、今動くことはこういった人々や住民を危険にさらす可能性があると述べ抗議の危険性をよびかけました。
ビクトリア州では感染者が9月1日に73人と、7月3日以降最も低い感染者数を記録しています。
次のステップまではもう少しひと踏ん張りです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
マスクをしたことがないオーストラリア人へマスク着用義務化になった時のことを書きました。
コチラ>>>マスク文化のないオーストラリア、新型コロナウイルス感染拡大によりマスク着用義務化!
オーストラリアの山火事について書いきました。
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