オーストラリアごみ分別

オーストラリアのゴミ分別事情

オーストラリアゴミ分別事情

リサイクル可能なゴミと不可能なゴミの分別システム

オーストラリア・メルボルンはざっくり分けて、2種類のゴミ分別システムがあります。 その分別は、ゴミ箱のふたの色によって見分けがつくようになっています。

*他の州、または各自治団体によってゴミ箱の使い分けが多少異なります。こちらでご紹介している情報はメルボルン市内から約5Km圏内の地域情報をベースに記事を書いています。

さぁ、その色は何色でしょう!?

答えは 黄色、と緑色、です。

と言っても緑色は、元々ゴミ箱の色が緑なのでふたの色も緑色をしています。 この他にも、地域によっては「Green waste bins」という、庭から出る花、樹木、野菜などの有機ゴミを入れるゴミ箱もあり、そのふたは色付けされた、もう少し薄い緑色をしています。 基本、1世帯に1個づつ、2種類の分別ごみ箱が提供されます。

色分けされたゴミ箱への分別方法は?

ゴミを捨てる時にまず、分かりやすいのが色で見分けることです。 緑のふた Garbage bins、黄色いふた recyclable binsの2種類です。緑色のふた Garbage binsに入れることの出来るごみは一般ゴミと言われています。

Garbage bins (一般ゴミ)

  • 紙おむつ
  • 肉や骨などを含む、生ゴミ
  • 壊れた陶器と食器
  • 窓ガラスや鏡などのガラス
  • 電球
  • ソフトプラスチック袋
  • 発泡スチロール
  • CDやDVD、VCRテープ

recyclable bins (リサイクル可能なゴミ)

  • 紙、厚紙
  • 空のスプレー缶、アルミ缶やスチール缶、
  • プラスチック容器(持ち帰り用のヨーグルト、アイスクリーム、持ち帰り用容
  • グラス瓶やグラスのボトル
  • 牛乳とジュースのカートン
  • ピザボックス(大抵はカートン)
  • アルミホイル
  • リサイクル可能な 台所の収納容器
  • プラスチック製品おもちゃ
  • スチール製の鍋とフライパン(ガラス蓋は含めない)

など、上記のように分別されます。

https://www.melbourne.vic.gov.au/residents/waste-recycling/Pages/what-goes-in-your-bins.aspx (参照元)

一般ゴミ、リサイクル可能なゴミ以外のゴミはどうしたらいい?

少しややこしいのが、今でこそ、スーパーでもらうソフトプラスチックのレジ袋はなくなりましたが、柔らかくて、くしゃっとなるビニール袋はリサイクル可能なゴミ箱にはいれてはいけません。

スーパーのレジ袋、その他、商品の包装なのどに使われているプラスチックゴミは、オーストラリアの2大スーパー、コールズ、またはウールワースで回収していますので、ぜひそちらの方でリサイクル処理をしてくださいね。

まだまだ、このゴミはどの部類にはいるんだろう?と考えてしまうゴミの代表的なものが、壊れたり、使わなくなった電化製品、PC、携帯電話などです。そういった部類のものはお住まいの図書館やコミュニティセンターなどで回収していることもあります。

例えば以下の画像のような大きなBOXが、駅や図書書簡などに設置してあり、その地域の人達がいつでも各当するゴミを置いていけるようになっています。

OzKoi bin blog

もしこのような設置箱が見つからなかった場合は、お住まいの市役所に連絡をすると引き取りにきてくれるので、 ぜひ一度確認してみてください。

<補足>

市役所やその区域によっては「Green waste」という、 花、樹木、野菜などの有機ゴミを入れるゴミ箱 を提供してもらえますが、市内に近づくとアパートメントが増えたり、家のサイズ、スペースの問題もあり、Green wasteのゴミ箱が提供されていない地域もあります。

その場合は、各区役所に Green waste をPick upしてもらうように連絡をすると、大抵、家の前、横、など指定された場所に置いておけば取りに来てくれます。知らない人からみたら、自分家のゴミを家の前や横に放置して、と思われるんじゃないかと思ったりしますが、大抵の人は理解しているので大丈夫です。

ゴミ分別作業は、ゴミ箱のふたの色で見分けよう!

オーストラリア、メルボルンのゴミ分別、意外にもシンプル!ゴミ箱のふたの色で見分けちゃいましょう!

また、2008年以降、オーストらりは中国に輸出していたリサイクルごみを引き渡せなくなり、今後、自国でプラスチック再生化、再利用の処理を行っていかなければなりません。その事に関して詳しく書いた記事がありますので、良かったらこちらもお読みください。中国がリサイクルごみの受け取りを拒否した話し。

ゴミの埋め立て処理法を実施しているオーストラリアは今後、最大限にプラスチックゴミを減らす課題があります。オーストラリア政府はゴミ箱を6種類に分ける、という未来設計も視野に入れているようです。

さて、オーストラリア、メルボルンでのゴミ分別事情いかがでしたか?

日本と比べるとかなりアバウトな感じでもあったかもしれませんね。

次回はオーストラリアの環境への取り組みについてお話ししたいと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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