みなさんこんにちは!OzKoiのゆきです。
2020年7月1日より日本ではレジ袋の有料化が始まりましたね!
オーストラリアのビクトリア州でも2019年9月からレジ袋が廃止になりました。
今回はこのレジ袋有料化って本当にエコなの?という記事を書いていきたいと思います!
レジ袋有料化による人々反応は?
レジ袋が有料化されたことによって人々の間でも戸惑いが生じているかもしれません。
メルボルンでもレジ袋が有料化された当初は住民の間で、意味がない、ばかばかしい、などという声もありましたが今ではそんな生活にみんな慣れ、大抵の場合はマイバックを持参して買い物をしています。
さて、マイバク有料化には賛否両論ありますが、反対派の意見では
✓マイバックを忘れて、結局他のプラスチックバックを買ってしまうので意味がない
✓会社の行き帰りにマイバックを持ち歩きたくない
✓ゴミ袋として使えて再利用できるのにわざわざ買うのはばかばかしい
✓事業主負担であるべきで消費者負担は納得できない
✓昔の不便な生活に逆もどりしているようだ
などの声があるようです。
確かに私も買い物をする気がなかったのに、買い物をしないといけなくなった時マイバックを持っていなくて困ったことがあります。
その時は買い物をあきらめて家に帰ったりしたこともありました。
また、日本では魚の汁が漏れてしまうので衛生的ではないという声もあげられているようですが、そういった問題はオーストラリアでは1度も耳にしたことがなかったので、暮らしの違いにより感じる困りごとに驚きました。
この問題に関しては自身で持っているプラスチックバック再利用、またはジプロップを持参してそこに魚のトレイを入れたり、クーラーバックタイプのものを使って後で汚れをふき取るなど、今までと違った詰め方や工夫が必要になるかもしれません。
これまで慣れ親しんできたものを突然やめたり環境が変わったりすることは初めは違和感があるかもしれません。
去年からプラスチックバック廃止が始まったオーストラリアでも、今ではレジ袋のない生活に慣れ、私自身もそんな生活を不便と感じることはなくなりました。
エコバックは本当にエコなのか?は使い方次第
エコバックを利用してレジ袋の使用を減らすことは環境に優しい、というイメージがありますが、実はこれもエコバックの使い方次第ではそうならないこともあるようです。
使用回数で比較するとレジ袋は最も環境に優しい?
実はプラスチックバックの1回の使用数を他のかばんと比べてみると、レジ袋が最も環境に負担をかけないバックだというデータ結果が出ているのも確なようです。
このデータは、プラスチックバックより環境に優しいと思われている紙袋や布袋は、一定の回数を使用しなければプラスチックバックより環境に良いとは言えないという英国環境庁The enviroment UKのレポートによるものです
英国環境庁の報告によると地球温暖化の可能性を、使い捨てのプラスチックバックよりも少なくする場合、紙袋は3回以上、コットンバックは131回以上使用しなければエコにならないというデータ結果がでています。
またプラスチックバックを作るのに必要な石油の使用料は日本の石油使用料の約0.2%にすぎない、といわれ原油の節約にはならないと言われています。
レジ袋とエコバック、いったいどっちがエコなのか?
それでは、本当にプラスチックバックを使い続けていくことが環境に負担をかけない行為なのでしょうか?
英国環境庁のレポートにはプラスチックの毒性やビニール袋のポイ捨ての危険性などは含まれていません。
そのことを考慮してデータをだしていくと結論は異なっていくのはないでしょうか。
製造工場によって放出されるプラスチック生産の影響やクジラやウミガメなどの海洋動物へのビニール袋の致命的な負担、プラスチックが燃焼したときに廃棄物焼却炉から放出される有毒ガスの影響も考慮しなければなりません。
レジ袋1枚焼却する際に発生される二酸化炭素(CO2)は30gと言われ7枚分を焼却すると自動車が1km移動する際に排出する二酸化炭素(CO2)150g~200gの量に匹敵すると言われています。
二酸化炭素(CO2)による地球温室効果ガスの問題は今や深刻な問題であり異常気象やあらゆる生物への絶滅危惧があげられています。
実際にペットボトルやビニール袋の海洋流出は今や誰もが目にしたことのある環境汚染です。
レジ袋が有料化になった今、消費者は再利用可能なエコバックを持ち込む可能性が高くなりますが、エコバックを1回きりで使うのをやめてしまうのではなく、何度も使うように心がけていくことが重要です。
おわりに
レジ袋削減をしなくても他に削減できるプラスチックがあるのでは?という疑問の声も多いと思いますが、まずは個人個人が目の前にある問題に取り組んでいける行動をしていくことがレジ袋に限らずゴミの削減につながる第1歩ではないかと感じます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
オーストラリアでのごみの分け方について詳しく書きました。
オーストラリアのゴミ分別事情はコチラ>>>
実際にオーストラリアで使用しているエコバックを紹介をしました。
どんなエコバック使ってる?オーストラリアで実際に使われているエコバックの紹介!