オーストラリア 復興支援, オーストラリアの砂漠化, オーストラリア絶滅危惧種の動物達

山火事後の問題を抱えるオーストラリアを助ける最善の支援は楽しい旅行?!

山火事後の問題を抱えるオーストラリアを助ける最善の支援は楽しい旅行?!Ozkoi

史上最悪となったオーストラリアの山火事シーズン2019年~

昨年の9月から、オーストラリアのニューサウスウェールズ州で何件もの火災が発生し、その炎はどんどん勢いを増し、2019年11月にオーストラリア政府は緊急事態を宣言するように促されました。

約2550万エーカーの韓国の国と同じ程の地域が燃え、3人のボランティア消防士を含む少なくとも33人が死亡し、約3,000件の家屋が破壊、損傷されました。

この範囲は、カリフォルニアの2018年と2019年で起きたの山火事の合計エーカーより 10倍以上の範囲を燃焼したことになり、昨年のアマゾンの火事よりも最悪な森林火災となりました。

昨年9月から2020年の2月まで続いた山火事は多くのオーストラリア人にとってとても大きなショックを与えました。

ホリデー中だったということもあり、旅行に来ていた人達や住民は避難を余儀なくされ、何千人もの人々が、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州のビーチに避難所を求め一時待機することになりました。

オーストラリアの夏は12月から2月まで続き、火災の季節は通常1月下旬または2月上旬にピークに達します。

2020年2月、最も火災被害の大きかったNSW州全ての山火事が食い止められる

最も影響を受けたニューサウス・ウェールズ州の火災は、2月13日にようやく「全ての火を食い止めることができた」と宣言しました。ニューサウス・ウェールズ州の地方消防局副委員長のロブ・ロジャース氏は、「消防士と今シーズンで苦しんできた住民にとって壊滅的な火災シーズンになった。30年間で最も勢いのある集中豪雨がこの山火事に救済をもたらした。」と述べました。

また、この森林火災により、1月1日、オーストラリアの首都は史上最悪の大気汚染を記録し、大気質指標は「危険」と見なされるものより23倍も高くなりました。煤煙による呼吸困難、めまい、咽頭痛、頭痛による健康被害を受けた人もいました。

シドニー大学の推定によると、10億を超える哺乳類、鳥類、爬虫類が火災で命を落とした可能性があると伝えています。南オーストラリア州、カンガルー島で起きた火災では、約25,000頭のコアラが死滅した可能性があると恐れられています。

ニューサウスウェールズ州も、3分の1を占める約8,000頭のコアラは死滅したと考えられており、コアラの生息地の約30%も一掃されました。

この荒廃は、オーストラリアのユニークな生態系の既存を脅かし、絶滅危機への圧力をかけました。オーストラリア大陸には、他では見られない約244種もの生き物が生息しています。

また、過去200年間に絶滅した哺乳類の割合は最も高くなっています。農業環境局は、カモノハシを含む113種の動物が緊急援助を要するという、リストを2月11日に公開しました。

2019年から2020年にかけて起きた今回の火災のシーズンは前例にないもので、オーストラリアは、12月18日に最も暑く乾燥した日を記録し、全国平均気温が摂氏41.9度に達しました。

極端な暑さと干ばつは、火事を起こす火口をより大きくし、山火事の強度と頻度の増加は、地球温暖化に対する科学者の見解と一致していることがあげられました。

2020年、1月10日、数千人の抗議者が、シドニー、メルボルン、その他オーストラリアの都市の街頭に集まり、化石燃料への補助金と気候変動対策を停止することを求め、モリソン首相の辞任を要求しながらいくつかの道路を閉鎖しデモを行いました。

オーストラリアの森林火災復興活動としてなにができるか?

2019年から翌年2月までに及んだ世界でも、最も大きな被害をだしたオーストラリアの山火事は命を落とした動物達、人々、破壊された土地、そして、住民やその地域のビジネスにも深刻な影響を及ぼしました。

今では、被災された人々を支援しようと、オーストラリアだけでなく世界中の人々が支援の手を差し伸べています。

オーストラリアでは環境業で生計を立てている人が約66万人以上いると言われています。それは国の労働人口の5.2%以上を占めている数です。

復興にはまだまだこれから長い時間を必要とするでしょう。

その中でも私達1人1人ができることは、オーストラリアにどんどん旅行をし観光を楽しむことだと伝えられています。

被災地の場所へ行ってローカルのお店で美味しい物を食べ、一晩泊まり、楽しい思い出を沢山作ってもらう事が大きな支援の1つになります。

おわりに

#EmptyEsky というハッシュタグが、山火事の影響を受けた被災地の観光産業と中小企業の回復を支援するといキャンペーンの元つくられました。

旅行にはどうぞ空のエスキー(クーラーボックス)できてね。沢山美味しいものを食べてお買い物をしていって下さい。

そして、帰りはその空のエスキーをお土産や思い出でいっぱいにして帰ってね、という意味が込められています。被災地で買い物や旅行をすることは小規模ビジネスの再建に多大な力を与え被災地の人々の原動力になることでしょう!

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さぁ!あなたのホリデーをG’day mateのオーストラリアで楽しんでみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

アボリジナル民族の伝統的な火災管理がオーストラリアの山火事惨事を助けるか?という記事を書きました。
コチラ>>>アボリジナル民族の野焼きがオーストラリアの山火事惨事を救う?!